【Apple Watch Ultra】 ダイビングコンピュータがまさかの初期不良だった件

うみブログ


Apple Watch Ultraで潜ってみた

Apple Watch Ultra をダイビングコンピュータとして使ってみました。普段使っている日本潜水機(apollo)の名機、ダイブアドバイザーをバックアップとして使用。ちなみにダイブアドバイザーは1993年発売。Apple Watch Ultraとの差はおよそ30年です。

Apple Watch Ultraのレビューと並行し、新旧のダイビングコンピューターにどれほど液晶の見た目や性能の差があるのかも検証してみたい。Apple Watch Ultraをダイビングコンピュータとして使うために必要なアプリ【Oceanic+】をApp Storeからインストール!まずは一ヶ月プランでお試し。早速海で使ってみたらなんか様子がおかしい。

実はダイブコンピュータとして使う前から、通常使用中に画面の切り替わりがちょこちょこあり、こういう仕様?それとも表面に貼ったガラスフィルムが原因?(違うの貼って試してみた)長袖の裾が干渉してる?ちょっとストレスを感じていました。まさか初期不良だとは思わないもんねぇ。

グローブは潜る直前に着けることが多い

誤作動が起きやすい

大きく明るいRetinaディスプレイ。海中でも比べるまでもなく圧倒的にApple Watch Ultraの液晶は見やすい。

上記画像の画面はデジタルクラン(竜頭)がグローブに当たり画面2に切り替わったため潜水時間が表示されてない。潜水時間を見たいのに最大深度が表示されてたり、減圧不要限界時間を確認したいのにコンパスになってたりとしょっちゅう画面表示が切り替わってしまう。その度にデジタルクラウンを回して確認しなければならない。画面が切り替わるだけならまだいい。サイレンや緊急電話(SOS)を発信しそうになることもあった。

Apple Watch Ultraはボタンの押し心地が柔らかい(アクションボタン・サイドボタン・デジタルクラウン全て)ためか誤作動・誤表示が多い。従来のダイビングコンピューターはボタンをある程度強く押す必要があるのでこの問題は起きない。

素手で潜ったらサイレン・SOS発信はしませんでしたが、やはり画面の切り替わりがありました(ない時もあった)fe。アウトドアでハードに使用することを前提としたスマートウォッチであるのにマズいですね。apolloのダイブアドバイザーは誤作動・誤表示は一切ありません。


まさかの初期不良品かよ!

上記や動画でも指摘してますが海中でころころ表示が変わっちゃうんですよ。しばらくおかしいなぁ…と思いつつ、僕の使い方が悪いんだろうとあれやこれや試行錯誤し使い続けた結果、ただ置いてるだけでも表示が変わるなどを確認し、さすがにおかしい。どうやら僕のApple Watch Ultraは初期不良品だったようでサポートにて交換してもらいました。
誤作動の原因は結局不明のまま(なんだよ!)
おかげさまで本体交換後の誤作動は一切なくなりました。

まさか初期不良だと思わず、何本か潜りレビューしたのが無駄になってしまいました。

バッテリー消費の問題についても、ひょっとしたら誤作動・誤表示が原因の可能性もあるのでもう一度検証しなきゃですね。というわけで下のバッテリーに関する投稿は一旦上書き削除。

安全停止中の画面。Apple Watch Ultraは水深5.9mになると自動的に安全停止画面に切り替わり、停止時間内はバイブと鮮やかな画面表示で教えてくれます。浮上速度警告も同様。

気づきやすい触覚フィードバック

従来ダイブコンピュータの警告はビープ音で知らせるのが主流だが水中は音がどこから鳴ってるか判別しずらく、他のダイバーと一緒に潜っているとさらに誰のビープ音か瞬時に判別は出来ない。海中で顔を見合わせることよくある。Apple Watch Ultraの触覚フィードバックはダイレクトに自身のだと教えてくれるので気づきやすい。

安全停止中の鮮やかな画面表示は視覚的に大きく貢献しています。パッと見てすぐ分かる。そして安全停止中の3分間は本体のバイブが作動するすごく分かりやすい触覚フィードバック。

通常使用だと36時間持つ大容量バッテリーのApple Watch Ultraだが、ダイビングはバッテリー消費大きい。

大容量バッテリーと謳っているが

充電100%の状態から、潜る前に92%、水温15〜17℃・52分のダイビングでバッテリー消費は約10%程度。2本目終わって見ると60%。ログ付けなどして帰りに(3時間後くらいか)ふと見ると30%。1日3本以上潜る場合は途中で充電する必要がありますね。3本終わる頃にはバッテリー残量ギリギリになりそう。リゾートで何本も潜る場合は要注意。電池切れで潜れないなんて洒落にならない。
ダイブアドバイザーはボタン電池で約7年稼働。ここはダイブアドバイザー圧勝。


アルゴリズム係数

無限圧限界時間などアルゴリズム係数についてはApple Watch Ultraもダイブアドバイザーもほぼ同じ。アルゴリズムをもう一段階厳しい設定に変更することも可能ですが僕は変えずに使用しました。理由はダイブアドバイザーを使い潜った20年の安全実績は大きい。現地ガイドとして毎日潜る身体を安全に支えたアルゴリズムだからです。アルゴリズムがタイトになりすぎるとより安全かも知れないが逆に使いづらい(※注 個人の感想です)

エクステンションバンド

マリンスポーツ用オーシャンバンドはかっこいいけど14,800円!

ウェットスーツ着用の際、さらにオーシャンバンドのエクステンションバンド(6,800円税込)が必要となる。バンドの交換は簡単ですぐ終わるけど毎日潜るとかなり面倒くさい。たまにしか潜らないユーザーならまぁ許容範囲かなとは思います。とりあえず僕はエクステンションバンド無しで使用。手首囲17cm男性ドライスーツの手首部分でギリギリ巻けます。ギリギリ巻けますがやはりオーシャンバンドはあったほうが断然いいと思う。


初期不良品ということで

一旦レビューはここで終了。第一弾の検証が不良品のため中途半端に終わってしまったので、後日また改めて検証しレビューしようと思います。3ヶ月使ってみた感想としては、ダイビングコンピュータアプリ【Oceanic+】が高い、潜る度にエクステンションバンドに交換するのも面倒だったりなどデメリットはあるが、やはり便利だなと思いました。

普段からiPhoneとスマートウォッチを使ってるよっていうダイバーならApple Watch Ultraは全然アリだと思う。デザインが無骨でかっこいい。
他のスマートウォッチタイプのダイビングコンピュータもそれなりの価格するし値段的にはこんなもんか。

Oceanic+アプリ

やはりアプリ【Oceanic+】のコスパが悪すぎる。1日プランで800円、一ヶ月プランで1150円、一年プランで1万200円という料金設定。毎日潜るガイドならまぁ許容範囲かと思うがたまにしか潜らないユーザーがどう捉えるかですね。
アップルもダイビングコンピュータとして推すならアプリをビルドインするべきだったのでは。


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